
国連: 国連援助総局長のトム・フレッチャー氏は月曜日、シリア新政権のアフメド・アル・シャラア司令官および新たに任命されたモハメド・アル・バシル首相と会談し、同国における人道支援の拡大について話し合った。
アントニオ・グテーレス国連事務総長は声明を発表し、暫定政権が人道支援要員を含む民間人を保護することを約束したことを歓迎すると述べた。
「私はまた、すべての国境を通過する人道的アクセスを全面的に認めること、人道支援ワーカーの許可やビザをめぐる官僚主義を打破すること、保健や教育を含む必要不可欠な政府サービスの継続を確保すること、より広範な人道支援コミュニティと真正かつ実際的な対話を行うことに合意したことを歓迎する」とグテーレス事務総長は述べた。
シリアのバッシャール・アル・アサドは、イスラム主義勢力ハヤト・タハリール・アル・シャーム率いる反乱軍が電光石火の攻勢でシリアを席巻した後、追放され、彼の一族による50年以上にわたる強権支配に終止符を打った。
グテーレス氏は、国際社会に対し、シリア国民が「より良い未来を築くチャンスをつかんだ」として、その背後に結集するよう呼びかけた。国連によれば、シリアでは10人に7人が人道支援を必要としているという。
ステファン・デュジャリック国連報道官によると、フレッチャー氏はレバノン、トルコ、ヨルダンも訪問する予定だという。
ロイター