


ロンドン: カタールのタミーム・ビン・ハマド・アル=ターニ首長は木曜日、ダマスカスに到着し、バッシャール・アル=アサド政権崩壊後初めてシリアを訪問したアラブ首脳となった。
アフメド・アル・シャラア氏は、水曜夜の会見でシリアの暫定大統領を宣言し、ダマスカス国際空港に到着したシェイク・タミームを歓迎した。
シリアのムハンマド・アル・バシル首相、アサド・アル・シャイバニ外相、ムルハフ・アブ・カスラ国防大臣も同席した。
カタールは、12月初旬にアサド大統領がダマスカスからモスクワに亡命するまでの13年間、シリアの内戦で反体制派を支援してきた。
カタール通信によると、シェイク・タミームの訪問はカタールとシリアの関係の重要な再開を意味し、カタールは復興に大きな役割を果たすと期待されている。
政治アナリストで作家のKhaled Walid Mahmoud氏はQNAに対し、タミーム氏の訪問は「非常に象徴的であり、歴史的にも重要である」と語った。
今回の訪問は、外交チャンネルを再開させ、ダマスカスにおける持続可能な政治的解決を支援する可能性があり、カタールとアメリカ、トルコとの強い絆、そしてシリアと中東における信頼できる仲介者としてのカタールの役割を強調するものだ、と彼は付け加えた。
カタールは、シリアの復興、特に内戦で荒廃したエネルギー、交通、住宅などの主要分野で重要な役割を果たすだろう。
Arab Center for Research and Policy Studiesの研究者であるAhmed Qassim Hussein氏は、今回の首長の訪問は、シリアの政治・経済・安全保障分野におけるカタールの役割の発展を示唆するものだとQNAに語った。
反政府勢力から転身したアル=シャラア大統領率いるシリアの新指導部に対するカタールの支援は、2011年に閉鎖されたダマスカスの大使館再開の決定にも表れている。
また、「(今回の訪問は)シリアとの外交関係を回復し、協力を促進するというカタールのコミットメントを反映したものだ」と述べ、ドーハはシリアの指導者がシリアの過渡期を乗り切り、長期的な安定を育むよう指導していると付け加えた。