
国連(米国): イスラエルが全面的な軍事作戦を展開しているヨルダン川西岸地区では、ここ数カ月、子どもに対する暴力が急増していると、ユニセフは水曜日に警告し、敵対行為の終結を呼びかけた。
ユニセフのエドゥアール・ベグベデール地域事務局長によると、ヨルダン川西岸地区では今年に入ってからだけでも13人のパレスチナ人の子どもが殺害されており、そのうち7人は1月19日にイスラエルが同地区北部で大規模な作戦を開始した後に殺害された。
国連児童機関によれば、犠牲者の中には2歳半の子どもも含まれており、その妊娠中の母親も銃撃で負傷したという。
「ユニセフは、子どもに対するあらゆる暴力行為を非難し、ヨルダン川西岸地区全域での武力活動の即時停止を求める」とベイグベデール氏は声明で述べた。
「例外なくすべての子どもを含むすべての市民が保護されなければならない」
さらに、ジェニン、トゥルカレム、トゥバスの各州(難民キャンプや人口密集地を含む)で、爆発兵器や空爆、取り壊しが増加し、必要不可欠なインフラが深刻な被害を受け、水や電気の供給が妨げられている。
ハマスが2023年10月7日にイスラエルへの残忍な攻撃を開始し、イスラエルによるガザでの容赦ない作戦の引き金となって以来、東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区では、合計で195人のパレスチナ人の子どもと3人のイスラエル人の子どもが殺害されている。
これは、過去16カ月間に同地域で殺害されたパレスチナ人の子どもの数が、それ以前の同時期と比べて200%増加したことを意味する。
国連人道問題調整事務所OCHAによると、2023年1月から2025年1月までの間に、ヨルダン川西岸地区でイスラエル軍や入植者によって殺害された子どもの数は224人(男児218人、女児6人)で、これはOCHAがこれらの犠牲者を記録し始めた2005年以来、同地区で殺害された子ども総数468人のほぼ半数にあたる。
また、同機関によると、2023年1月から2024年12月までの間に、ヨルダン川西岸地区で2500人以上のパレスチナ人の子どもが負傷した。
AFP