
アンタルヤ:トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領は金曜日、イスラエルがシリア国内に分裂をまき散らした強権者バシャール・アサドを失脚させた「革命」を「ダイナマイトで爆破」しようとしていると非難した。
トルコは、シリアの新しい指導者であるアフメド・アル・シャラア氏を支援している。同氏のイスラム主義グループであるハヤト・タハリール・アル・シャーム(HTS)は、12月にアサド政権を打倒した反体制派連合軍を率いた。
エルドアン大統領は、地中海沿岸のリゾート地アンタルヤで開催された外交フォーラムで、「イスラエルは、民族や宗教の違いを煽り立て、シリアの少数派を政府に反対するように仕向けることで、12月8日の革命をダイナマイトで爆破しようとしている」と述べた。
エルドアン大統領の発言は、トルコとイスラエルの当局者が今週、シリアをめぐる緊張緩和を目的とした協議を開始した矢先のことだった。
イスラエルは、シリア軍が国境に近づかないよう、空爆と地上侵攻を開始している。
エルドアン大統領は、「イスラエルは、特にレバノンとシリアへの攻撃により、地域の安定を直接脅かす問題国になりつつある」と述べた。
また、イスラエルの空爆は、イスラム過激派組織ダーイシュと戦う努力を損なっているとも述べた。
AFP