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アラブ諸国がイスラエルによるアル・アクサモスク襲撃を非難

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19 Sep 2023 09:09:42 GMT9
19 Sep 2023 09:09:42 GMT9

アラブニュース

ドバイ:UAE、エジプト、サウジアラビアの3カ国は、最近、ユダヤ人入植者数百人が、イスラエル軍に保護されながらアル・アクサモスクを襲撃したことを非難した。

17日、過激派の入植者430人が、占領下のエルサレムにある聖殿の中庭に侵入した。イスラム教有数の聖地に対する新たな侵害行為である。

19日、アラブ首長国連邦(UAE)は当該行為を非難した上で、アル・アクサモスクを完全に保護し、そこで行われているいかなる挑発的な侵害行為も停止する必要があるとの立場を改めて表明した。

また同国は外務省声明において、国際法に従い、ヨルダン・ハシェミット王国が担うアル・アクサモスクと寄贈財産を管理する役割を尊重することが必要だとし、「エルサレム寄付局とアル・アクサモスクの権威を毀損しないよう」強調した。

同省はさらにイスラエル当局に対し、事態が悪化しないよう努め、緊張を高めるあらゆる攻撃をやめさせる責任を負うよう求めた。

サウジ外務省は18日、イスラエルの行動は「国際的なあらゆる規範と慣習に対する露骨な違反であり、世界中のイスラム教徒の感情を挑発するものだ」と非難した。

そして、幾度となく繰り返されるこうした違反行為の影響に対してイスラエル軍が全責任を負うべきだとし、国際社会に対して、事態の悪化を阻止し、一般市民に保護を提供し、紛争を終結させるためにあらゆる努力を払う責任を持つよう求めた。

一方、エジプト外務省はイスラエル当局に対し、「世界中の何百万人ものイスラム教徒の感情を刺激し、被占領パレスチナ地域において暴力を煽るような行動をただちにやめる」よう要求した。

「平和の日への努力」

18日、サウジアラビアと欧州連合(EU)、アラブ連盟は、中東における和平プロセスを活性化させるための取り組み「平和の日への努力」を発表した。

ニューヨークで開かれた会議には、アラブ連盟のアフマド・アブルゲイト事務総長、ヨルダンのアイマン・サファディ副首相、サウジ外相のファイサル・ビン・ファルハーン王子などが出席した。

「やはり、二国家解決に主眼を置かなければなりません。占領地域では現在も、事態が悪化し続けています」と、ファイサル王子は会議後に述べた。

この取り組みは、地域の安定した未来を確保し、発展と繁栄を可能にする包括的な提案である「アラブ和平イニシアティブ」と連携するものだ。

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