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ヨルダン、ガザ地区への援助の調整を目的とした会合を主催すると発表

2023年11月28日、パレスチナのイスラム主義組織ハマスとイスラエルの間の一時停戦中に、イスラエルのニツァナ検問所で、ガザ地区に向けて出発するトラックに人道援助物資を積み込む作業員たち。(配布ビデオのスクリーンショット)(ロイター通信)
2023年11月28日、パレスチナのイスラム主義組織ハマスとイスラエルの間の一時停戦中に、イスラエルのニツァナ検問所で、ガザ地区に向けて出発するトラックに人道援助物資を積み込む作業員たち。(配布ビデオのスクリーンショット)(ロイター通信)
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30 Nov 2023 03:11:01 GMT9
30 Nov 2023 03:11:01 GMT9
  • 関係者の話では、国王が会合の出席者に対し、この飛び地への包囲をやめ、追加の国境検問所を開放することで妨げのない物資の流れが可能となるよう、イスラエルに圧力をかけることを呼び掛ける予定だ

アンマン:木曜日、ヨルダンは戦争で荒廃したガザ地区への人道支援の調整を目的として、国連の主要機関ならびに地域および国際救援機関が出席する国際会議を主催すると国営メディアが報じた。

この会合には、国連のマーティン・グリフィス緊急援助調整官、さらにはガザ地区への援助拡大に取り組む主要な国連機関や非政府組織(NGO)が、援助活動に関わっている西側諸国やアラブ諸国の代表らとともに出席する予定だという。

非公開で開催されるこの会合では、即時停戦を求める国連決議を支持するよう西側諸国の指導者に働きかけてきた、アブドッラー国王が演説を行うことになっている。

当初4日間の予定で、その後2日間延長された停戦により、ガザ地区への砲撃に初めての小休止が訪れた。ガザ地区は230万人が暮らす沿岸地域で、その北部の大部分は瓦礫と化している。

アブドッラー国王は、ガザ地区保健当局の情報で少なくとも1万5,000人が殺害された容赦ない爆撃作戦、ならびに数週間にわたって医薬品、食料、燃料の流入が阻止され、電力供給が遮断されたこの飛び地に対する包囲で、戦争犯罪を犯したとイスラエルを非難している。

このイスラエルの行動は、10月7日にハマス武装組織がイスラエル南部を襲撃し、約1,200人を殺害して200人以上の人質をガザに連れ帰ったことへの対抗であった。

関係者の話では、国王が会合の出席者に対し、この飛び地への包囲をやめ、追加の国境検問所を開放することで妨げのない物資の流れが可能となるよう、イスラエルに圧力をかけることを呼び掛ける予定だ

国連関係者は、すでにイスラエルに対し、現在の紛争前にガザ地区に向かう物資の60%以上の輸送に使われていたケレム・シャローム検問所を再開するよう要請していると述べた。

現在、ガザ地区への唯一の開放された入国地点であるラファ検問所を通って援助物資を運ぶトラックのほとんどは、燃料や二重用途物品が流入していないことを確認するために、まずニツァナ検問所でイスラエルの検査を受けなければならない。

援助活動家らによると、検査体制のせいで何としても必要な援助物資の到着が遅れているという。

ヨルダンのアイマン・サファディ外務大臣は、水曜日の国連安全保障理事会での演説の中で、安全保障理事会の「沈黙がイスラエルの犯罪を後押ししている」と述べ、戦争終結に向けた決議を採択するようこの国際機関に要請した。

「安全と平和への唯一の道は、イスラエルによるパレスチナの土地の占領を終わらせることだ」と同外相は語った。

ロイター

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