
ガザ:ガザの市民防衛機関は、水曜日にパレスチナ領内で、援助を求めていた 11 人を含む 30 人がイスラエルの発砲により死亡したと発表した。
市民防衛のスポークスマン、マフムード・バサル氏は AFP に対し、「占領軍が、ガザ中心部に食糧を配給するために集まった数千人の市民に対して発砲し、複数の砲弾を発射した結果、11 人が死亡、100 人以上が負傷した」と述べた。
3月初旬、イスラエルは停戦交渉の行き詰まりを受け、ガザへの援助を完全に遮断したが、5月下旬に一部制限を緩和した。
以来、パレスチナ人が援助を受けるために集まった地域周辺で、混乱した状況と致命的な射撃事件が相次いで発生している。
市民防衛当局は、水曜日にイスラエルの3回の空爆でさらに19人が死亡したと発表し、これらは住宅と避難民のテントを標的としたと述べた。
AFP のコメントを求めたところ、イスラエル軍は「報告を調査中」と述べた。
ガザ地区におけるイスラエルのメディア規制と一部の地域へのアクセス困難のため、AFP は市民防衛機関が発表した死者数や詳細を独自に確認することはできない。
国連人道問題調整事務所(OCHA)は月曜日、そのパートナー機関が「壊滅的なレベルの深刻な食糧不安の中、ガザにおける飢饉の危険性について引き続き警告している」と述べた。
市民防衛機関は、火曜日、小麦粉の支給を待っていた南部都市ハーン・ユーニスの援助センター近くに集まった人々少なくとも 53 人が死亡したと報告した。
イスラエルが封鎖を緩和した後、米国とイスラエルが支援するガザ人道財団(GHF)は 5 月下旬に援助物資の配布を開始したが、その活動は混乱と数十人の死によって妨げられている。
同団体は火曜日の声明で、「現在まで、GHF の施設内および周辺で事件は 1 件も発生しておらず、活動時間中に事件も発生していない」と述べた。
国連機関や主要な援助団体は、この財団がイスラエルの軍事目的のために設立されたとの懸念から、同財団との協力を拒否している。
イスラエル当局の発表によると、この戦争を引き起こしたハマスによる攻撃により、1,219 人が死亡した。
ガザ保健省は火曜日、イスラエルが 2 ヶ月間の停戦を終わらせ、3 月 18 日に同地域での大規模な作戦を再開して以来、5,194 人が死亡したと発表した。
保健省によると、戦争勃発以来のガザでの死者は 55,493 人に達している。
AFP