
ポートスーダン:スーダンの戦場となっている北ダルフール州で、重度の栄養失調の子供たちの数が昨年から 2 倍に増加したと、国連児童基金(UNICEF)が金曜日に発表した。
2023年4月以来、スーダンの正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との戦争により、数万人が死亡、1,400万人以上が故郷を追われた。
北ダルフール州とその包囲された州都エル・ファシャーは特に深刻な被害を受けており、昨年、市外の3つの大規模な避難キャンプで飢饉が宣言された。
ユニセフは金曜日の声明で、今年1月から5月までに北ダルフールで重度の急性栄養失調に苦しむ4万人を超える子どもが治療のために入院したと述べた。これは昨年同期間の2倍に当たる。
「ダルフールの子供たちは、紛争によって飢餓に陥り、命を救うための支援から切り離されている」と、ユニセフのスーダン代表、シェルドン・イェット氏は述べた。
ダルフール5州全体で、今年最初の5ヶ月間の重度急性栄養失調の症例は、2024年同期比で46%増加した。
ダルフールで軍が支配する最後の主要都市であるエル・ファシャーでの戦闘は、最近数ヶ月間で激化している。
病院が砲撃を受け、援助物資の輸送隊が攻撃され、人道援助へのアクセスはほぼ完全に遮断されている。
国連は今週、エル・ファシャーの5歳未満の子供のほぼ40%が急性栄養失調に苦しんでおり、そのうち11%が重度の急性栄養失調であると発表した。
ユニセフも、他の最近の戦闘地域で栄養失調の著しい増加を報告している。
重度の急性栄養失調は、隣接する北コルドファン州で70%以上、首都ハルツームで174%、中央部のアル・ジャジーラ州でほぼ7倍に増加した。
ハルツームとアルジャジーラ州は今年初め、軍によって奪還されたが、同国は事実上、分裂状態が続いている。
軍は東部、北部、中央部を支配し、RSF はダルフール州のほぼ全域と南部の一部を支配している。
AFP