
カミシュリ: シリアの外相とクルド人政権の高官がダマスカスで会談したと、双方の消息筋がAFP通信に語った。
ダマスカスは、クルド派が先週、シリアの少数民族ドゥルーズ派とアラウィー派を含む会合を主催した後、パリでの会合には参加しないとしていた。
この会合は、シリアの新当局が繰り返し拒否している分権国家を求めるもので、シリアの新当局の統治手法やビジョンに反対する複数のコミュニティの代表が一堂に会する、事実上初めての会合となった。
シリア北東部のクルド人政権の高官であるエルハム・アフマド氏は、「ダマスカス政府の要請により、月曜日の夕方に」シリアのアサド・アル・シャイバニ外相と会談した。
同じく匿名希望のシリア政府筋はAFPに対し、ダマスカスでの会談が行われたことを認めたが、詳細は明らかにしなかった。
クルド人とダマスカスは、クルド人主導のシリア民主軍(SDF)のアブディ代表とアフメド・アル・シャラア大統領との間で3月10日に交わされた、クルド人の半自治的な市民・軍事機関の国家への統合に関する合意の履行について協議を続けている。
両当事者の意見の相違により、その実施は保留されている。
月曜の会談では、「国際的な監視の下、シリア国内委員会を通じた交渉プロセスの継続」を確認することが求められたとクルド人当局者は述べ、「軍事的な選択肢は存在しない」ことで合意したと付け加えた。
「話し合いは、時間枠を特定することなく、地方分権のための適切な方式を見つけることに焦点を当てた。
先月末、シリア、フランス、アメリカは、3月10日の合意の実施について「できるだけ早く」パリで協議を行うことで合意したと発表した。
アブディは7月のテレビインタビューで、パリの会議では、約10万人にのぼるというクルド人部隊を国防省に統合する仕組みについて話し合うことになっていると語った。
クルド人当局者は、新当局が発表した憲法宣言がシリアの多様性を反映していないと批判している。
AFP