• 今年、レバノン・ポンドの価値が80％減少
• 失業率30％以上

Najia Houssari

ベイルート： 停電、為替レートの急落、失業率の急増がレバノンを襲い、大統領は月曜日に国民に「希望を持ち続ける」こと、「障害や困難に屈しない」ことを促した。

Michel Aoun大統領は、日曜日の夜のバールベック国際フェスティバル「The Sound of Resilience」の後に発言した。同イベントは聴衆なしで開催され、アラブおよび海外の放送局に加え、地元のテレビチャンネルで生放送された。また、フェスティバルのソーシャルメディアアカウントやその他のデジタルプラットフォームでライブ配信された。

Aoun氏は、音楽の夕べは、「一方で、COVID-19のパンデミックと、私たちの祖国の歴史における経済と前例のない金融危機に直面した、レバノン人の意志を駆り立てる挑戦と戦いの精神の最も豊かな表現の現れだ」と語った。

しかし、この動乱からの休息は束の間であり、レバノン人はより過酷なニュースを自覚することとなった。闇市場でドルの為替レートが上昇し、買値は1ドルで8,900LBPから9,000LBPの範囲となった。売値は9,000LBPから9,200LBPの範囲となった。ドルの為替レートは週末に7,000LBPに下落していた。

今年、レバノン・ポンドの価値は80％減少した。 食料価格は高騰し、企業は廃業となり、給与と貯蓄は消えていき、失業者は急増した。

3,900LBPの為替レートに基づき、食品業界で使用される基本および主要な材料の、輸入業者および製造業者のニーズを満たすために必要な量の外貨を確保するという中央銀行の決定により、危機緩和に成功するかどうかは不透明だ。

レバノンでは、「私は教育者であり、教育を受けており、生きることを懇願する」と書かれた張り紙と共にバールベックの歩道に横たわる人の動画が出回った。

労働大臣のLamia Yammine氏は、数百の施設が閉鎖され、数千の従業員が解雇されたことを受け、国内の失業率は30％を超えると推定した。

レバノンはまた、1日16時間以上に及ぶ停電の復旧作業に取り組んでいる。ラフィク・ハリリ国際病院は、停電とディーゼル燃料不足の影響で、一部のエアコンの電源を切り、一部の作業を延期していると語った。

Ogero通信会社は、自家発電機の所有者が発電機とエネルギーを備えた通信室の提供をやめた場合、同社のサービスは一部の地域で「中断を目の当たりにするかもしれない」と語った。

この危機やその他の影響で、人々は路上に戻って抗議し、ベイルートの道路を封鎖した。

タクシー運転手らは首都のサネイ地域の内務省の前で「乗客運賃の改定」を要求して抗議した。セメント会社で働くトラック運転手らは、採石場への投資許可を要求するため、ベイルート中心部の環境省の反対側の道路を封鎖した。私立学校を解雇された教師は、教育・高等教育省の前で座り込みを行い、レバノン実業家協会はこの部門は「血を流している」と警告した。

「問題は、原材料を輸入するための流動性の提供に関してだけでなく、最近強く課されている他の問題にも関連している」と協会の会長であるFady Gemayel氏はアラブニュースに語った。「これらの問題には、ドルの為替レートの急速な上昇に照らして、海外からの購入、特に原材料を調達するためのドル取得のため、並行市場に頼らなければならない実業家が含まれる。そして最後に停電、配給時間の記録的な増加、ディーゼル燃料など燃料の不足だ。これは、手遅れになる前に迅速に対処しなければならない危険な問題だ。」

治安部隊は、ソーシャルメディアで当局を批判した活動家の逮捕を続けている。

月曜日、活動家のPierre Hashash氏が逮捕され、彼の拘留に抗議するために集まった2人が殴打された。

アムネスティ・インターナショナルの中東調査責任者であるLynn Maalouf氏は、「ソーシャルメディアに当局を批判するコメントを投稿したとして、治安および軍事機関のグループが数十人を招集し、尋問を繰り返した」と語った。

「レバノンは国際法の下、たとえ表現が衝撃的、攻撃的、または腹立たしいという危険性があろうと、表現の自由とその保護の権利を尊重しなければならない。」