
アラブニュース
ドバイ:イエメンのムアマル・アルイリヤニ情報相が、フダイダ沖で腐食が進む石油タンカー「セイファー」をめぐり、フーシの「全面的な説明義務」を改めて主張した。国営通信社サバ通信が伝えた。
アルイリヤニは、100万バレルの原油を積むこのタンカーの新たな写真が船体の水漏れを示しており、これが爆発を引き起こす可能性があると述べた。爆発が起こればイエメンや近隣諸国にとって「大規模な環境災害」になる。
フーシはこれまで、長く座礁した状態にあるこの石油タンカーに立入検査しようとする国連を阻止してきた。
イエメンの同大臣は国際社会、特に国連安全保障理事会に対し、迫りくる災害を回避し、フーシがこの問題を政治的な武器として利用することを止めさせるため、緊急対策を講じることを求めた。
一方、マリブの多くの部族の家がフーシにより砲撃されたと、サバ通信が伝えた。
現地情報筋によれば、シルワーフ郡のアルフィラス族の社会的重要人物の家が最近、同グループの標的になったという。
同武装組織がこれまで行ってきたのは、もっぱら敵対者たちの家への組織的な爆撃だったと報道は付け加えた。