
アラブニュース
ドバイ:ドバイ政府は水曜、居住者である駐在員や外国人がUAE内で老後を送る機会を提供する退職プログラムを発表した。
「ドバイでリタイヤ」制度により、55歳以上の居住者は5年ごとに更新できる退職ビザを申請できるようになる。
こうした制度は、同地域初と思われる。
退職者は、以下3つの経済的要件のいずれかを満たす必要がある:20,000ディルハム(5,500ドル)の月収を得ていること、100万ディルハムの貯蓄を持っていること、またはドバイに200万ディルハムの価値がある不動産を所有していることだ。
手始めに、同プログラムでは定年を迎えたドバイで働く居住者を主な対象とする。
申請者は、有効なUAEの健康保険に加入している必要がある。
同プログラムは、ドバイ観光局が居住・外国人総局と協力して実施するものだ。
ドバイ観光局のヘラル・サイード・アル=マリ局長は、「象徴的なグローバル都市としてのドバイの地位をさらに高め、世界で最も好ましいライフスタイルをもつ場所にするため」に開始されたと述べ、「退職者プログラムは、退職者の家族や友人からの頻繁な訪問を促進し、退職者人口の多い市場からの訪問を増やすことで、我が国の観光産業経済に貢献するだろう」と話した。
200以上もの国籍の人が暮らすドバイは、観光とライフスタイルのハブとしてのUAEの地位を強化するため、退職後の生活地として人気を得ることを目指している。