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イスラエルの法廷が、児童に対する性的虐待事件に関して、当事者の女性のオーストラリア引き渡しを認める 

かつてオーストラリアで教師をしていたマルカ・レイファー(中央)がエルサレムの地方裁判所での聴聞のために到着し、警察に同行される。(AFP ファイル写真)
かつてオーストラリアで教師をしていたマルカ・レイファー(中央)がエルサレムの地方裁判所での聴聞のために到着し、警察に同行される。(AFP ファイル写真)
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22 Sep 2020 02:09:20 GMT9
22 Sep 2020 02:09:20 GMT9
  • エルサレム地方裁判所は、マルカ・レイファーが児童への性的虐待に関する74の容疑で裁判を受けるため、オーストラリアへ強制送還することを認める決定を下 した

エルサレム:9月21日(月)、イスラエルの法廷が、児童に対する性的虐待のかどで起訴されている元教員のオーストラリア引き渡しを承認した。これによって6年間にわたる法的抗争の末、ついに彼女が裁判を受ける見通しがついたことになる。

マルカ・レイファーは、元教え子に対する性的虐待の容疑で告訴されており、2014年以来イスラエルからの強制送還にあらがってきた。

レイファーは無実を訴え続けており、彼女の引き渡しに関する抗争によってイスラエルとオーストラリアの関係がこじれていた。

今月上旬、イスラエルの最高裁はエルサレムの裁判所の判決に対するレイファーの弁護士団からの上訴を却下した。エルサレムの裁判所は、レイファーの精神状態は裁判に耐え得るものであり、裁判によって「何年もの間長引いてきた問題に終止符を打つ」必要があるという判決だった。

9月21日(月)、エルサレム地方裁判所は、児童への性的虐待に関する74の容疑で裁判を受けるためにレイファーをオーストラリアへ引き渡すことを認める判決を下した。正式な引き渡し命令はイスラエルの司法相によって発令される。

レイファーの弁護士によると、これは「政治的決定」であり、引き渡し命令についてイスラエルの最高裁へ上訴すると述べている。

「この章がようやく終わったと考えている人たちには申し訳ないが、プロセスはあと2、3ヶ月は続くことになろう」とレイファー被告の弁護団の一人であるニック・カウフマンは言う。

レイファーの被害者たちをはじめ、この事件について批判する人々は、イスラエル当局があまりにも長くこの件を引き延ばしてきたことを非難している。

アヴィタル・リブナー・オーロン国定検察官は、「レイファーは召喚手続きを回避・遅延させるためにあらゆる手を尽くしてきたが、本日裁判所はその試みに終止符を打ち、彼女のオーストラリア引き渡しを宣言した」と語った。

その判決は「法の支配、国際協力、そして何よりもマルカ・レイファーの被害者たちにとって重要な決定となった」とオーロンは言う。

オーストラリアではジョシュ・バーンズ国会議員がその裁判所判決を称賛した。

「正義が下されるのにあまりにも長くかかりすぎた」バーンズは言う。「我々としてはさらなる上訴を待つが、イスラエルの司法制度ができるだけ早急に上訴に対応し、司法相がこれ以上の遅延なく最終的な引き渡し命令を出すことを強く求める」

今年上旬、イスラエルの精神科医グループは、レイファーの精神状態に問題があるため裁判を受けられないという申立てが虚偽であると判断した。それらの調査の結果、イスラエルの司法省はレイファーの引き渡しを早める動きを起こした。

ダッシ・アーリッヒ、ニコール・マイヤー、エリー・サッパーの3人の修道女は、彼女たちがメルボルンにある超正統派ユダヤ教の学校で学生だった当時に彼女たちを虐待したと訴えており、被害者は他にもいると言われている。

「これは正義の勝利だ。勝利は私たちのためだけではなく、全ての被害からの生存者たちのためでもある。何年もの間、固唾を飲んできたが、やっとひと息つける日が来た!」とアーリッヒは裁判所の判決が出た後にフェースブックに投稿している。

アソシエイテッド・プレス紙は通常性的虐待の被害者名を明かさないが、今回その修道女たちはレイファーに自分たちの告訴について公にしている。

2008年に彼女たちの訴えが表沙汰になると、レイファーはその学校を辞め、その後イスラエルに戻って今日まで暮らしていた。児童に対する性的虐待と戦うユダヤ人グループで3人の修道女を代弁するコルヴォズ(Kol v’Oz)の最高責任者マニー・ワクスは、9月21日(月)の判決について「素晴らしい正義の日」となったと言及した。

「このような日は二度と来ないのではないかと思えることもあった。しかし、ついにその日が来たことを大変うれしく思う」とワクスは言う。「ここまで来るのに71回の法廷聴聞があった。イスラエルの恥ずべきことだ」

AP

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