

エルサレム: イスラエルの治安部隊が水曜、エルサレム郊外の検問所で車のまま体当たりしようとしたパレスチナ人運転手に発砲し、致命傷を負わせた。事件の前、この運転手は偽造であることが明らかな身分証明書を提示し、疑念を引き起こしていた。
この男は撃たれた後、近くにあるイスラエルの病院へ運ばれたが、負傷のため死亡したと、病院の広報担当者が述べた。
パレスチナ当局からは差し当たりコメントは出ていない。
「運転手が提示した書類は彼のものではなく、明らかに他の誰かになりすまそうとしているという疑いが生じた」と、警察の声明文は言う。
「保安検査中に容疑者は加速し始め、現場にいた国境警察官にぶつかった。それを受け、警官と警備員が車に発砲した」と、警察は声明で述べた。
警察によれば、イスラエル人警官は軽症を負ったという。
パレスチナ人は2015年下旬から2016年にかけて、エルサレムとヨルダン川西岸で相次いで自動車による体当たりを行ったが、それ以降は頻度が減っていた。
イスラエル・パレスチナ和平協議は2014年に破綻した。パレスチナ人は東エルサレム、イスラエルが占拠するヨルダン川西岸、および1967年の中東戦争でイスラエルが占領した領土であるガザ地区に国家を樹立することを望んでいる。
ロイター