
イスタンブール: トルコが日曜、著名なイラン人核科学者の殺害は「地域の平和を破壊」する「テロ」行為と発言した。
「武力攻撃を受けたモフセン・ファクリザデ氏の死を悼む。この凶悪な殺人を非難し、イラン政府と故人の親族にお悔やみを申し上げる」と、アンカラの外務大臣は声明を発表した。
「トルコは地域平和の破壊を目的とするあらゆる企みと、犯人や標的が誰であろうとあらゆる形のテロに反対する」
またアンカラは、「全ての当事者が共通の意識と自制を持って行動すること」も強く要請した。
イラン防衛省によれば、ファクリザデ氏(59才)は金曜、乗っていた車に対する自動車爆弾と銃による攻撃で殺害された。
また、ファクリザデ氏は同省の研究革新部門の責任者だったと付け加えた。
テヘランはイスラエルと米国がファクリザデ氏殺害の背後にいると非難した。
隣国のトルコとイランは、この地域で歴史的に複雑な関係を持つ強国同士である。
両国はしばしば対立する立場に立つ一方で、最近数年はエネルギーなど一部の分野で協力関係を築いてきた。