
アラブニュース・ジャパン
東京:レバノン司法当局は、金銭不正疑惑を巡る裁判を前に保釈中の身であった昨年末に、日本から国外逃亡した日産元会長カルロス・ゴーン氏の捜査を、まだ開始していない。レバノン検察トップが共同通信に語った。
レバノンのガッサン・オウェイダット検事総長は、金曜日に公表された共同通信の独占インタビューの中で、レバノン当局は、国際刑事警察機構(インターポール)を通じて日本に対し、ゴーン氏の身柄引き渡しに関する法的書類の送付を要請しているが、日本からはまだ正式な書類が届いていないと述べた。
レバノンは、ゴーン氏が合法的に入国したとの立場を維持している。
オウェイダット検事総長はまた、レバノン検察はゴーン氏と3度面会したが、いずれも日本に関するものではなかったと共同通信に語った。
報道によれば、レバノン当局はゴーン氏のパスポートを押収したが、国内を自由に移動する権利は与えられているという。