
アンカラ:トルコは木曜日、投獄された民間のリーダーであるオスマン・カヴァラ氏を釈放せよという米国の呼びかけを拒否し、他国干渉としてワシントンを非難した。
有罪判決を受けずに3年以上投獄されている実業家で慈善家のカヴァラは、2016年のクーデター未遂事件と2013年のレジェップ・タイップ・エルドアン大統領に対する抗議活動に関連した容疑で裁判にかけられている。
63歳のカヴァラ氏は、昨年2月の2013年の抗議活動に関連した訴訟で無罪となった。
その後、彼はすぐに再逮捕され、2016年のクーデター計画で起訴された。また先月、トルコの裁判所は以前の無罪判決を覆し、先週、裁判官はこれら2つの事件を1つにまとめた。
米国務省は水曜日、カヴァラの容疑を「見かけ倒し」と呼び、彼の「即時釈放」を要求した。
トルコの外務省は、ワシントンにトルコの裁判所の独立性を「尊重」するよう要求し、米国に反撃した。
同省は声明のなかで、「トルコは法の支配によって統治されている国である。トルコの裁判所に命令することのできる国や人はいない」と述べた。
2国間のこのやり取りは、米国大統領ジョー・バイデン新政権の人権問題に関する厳しい立場にトルコが直面する可能性を強調した。
エルドアン大統領は、前米国大統領ドナルド・トランプと個人的な友情を築き、それはアンカラをアメリカの制裁から守るのに役立った。
しかし、アントニー・ブリンケン国務長官は先月上院の承認聴聞会で、トルコは「同盟国として行動しておらず、重大な問題である」と語った。
アンカラはまた、バイデン大統領からエルドアン大統領への電話を待っており、エルドアン大統領は、西洋諸国との関係を改善したいという願望を示している。
AFP