
エルサレム:アラブ首長国連邦(UAE)初の駐イスラエル大使が月曜、職務に取り掛かるためテルアビブに到着した。両国は約半年前に正式な外交関係を確立した。
モハメド・アルハジャ大使は、信任状の正式な捧呈のためルーベン・リブリン大統領と面会するのに先立って、エルサレムでガビ・アシュケナジ外相と面会した。
両国の新たな関係は「平和を愛するすべての人々にとって、人類史における希望の光であり続けるだろう」と、アルハジャ大使はアラビア語で述べた。
イスラエルとUAEは昨年8月、米国の仲介による取り決めの下で関係を正常化するため、「アブラハム合意」として知られるようになった協定を発表した。その名称は、世界3大一神教の開祖を指す。
両国は、地域の敵であるイランに対する共通の不信感に関連して、何年にもわたり内密の安全保障関係を育んできた。そして昨年9月に、ホワイトハウスの芝生の上で、全面的な外交関係を確立するための協定に署名した。
8月以降、米国はイスラエルとアラブ首長国連邦、バーレーン、スーダン、およびモロッコとの外交関係を始めるための協定を仲介してきた。それまではエジプトとヨルダンだけが、イスラエルと平和条約を締結したアラブ国家だった。エジプトとヨルダンはそれぞれ1979年と1994年に条約に署名している。
AP