
アラブニュース
ドバイ: トルコは過激派政府に対するアンカラの支援をめぐる批判に対処し、エジプトや湾岸諸国との関係を正常化する用意がある、とビジネスデイリーのブルームバーグが月曜日に報じた。
トルコは、2013年にエジプトのモハメド・モルシ前大統領政権転覆後、ムスリム同胞団を支持したのと同様に、地域紛争の際にはカタールへの支援を明確にしていた。
サウジアラビアは 王室令で2014年5月にムスリム同胞団をテロ組織としてブラックリストに掲載し、「スピーチや文書」を通して同胞団への如何なる形の支援や同情の表現を示すことも含め、同胞団への関わりを非合法化した。
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領のイブラヒム・カリン報道官は、「新しい章が開かれ、エジプトや他の湾岸諸国との関係に新しい1ページを加え、地域の平和と安定に貢献することができる」と ブルームバーグ に対し語った。
アンカラとエジプトとの関係は、2013年にアブドルファッターフ・アッ=シーシー大統領が共和国の大統領に選出されたことを受けて悪化した。
「エジプトはアラブ世界において重要な国であり、つまり今でもアラブ世界の頭脳であり、アラブ世界の中心であることに変わりはない。エジプトは経済問題、安全保障の問題で苦しんでいるが、我々はそのことを完全に理解している」とカリン報道官は述べた。
また、両国間の協議は、二国間関係は元より、地域の問題解決に役立つとも述べている。カリン報道官はさらに、アンカラがエジプトと海洋問題、パレスチナ問題、リビア危機、その他の問題についても話し合うことに関心があると述べた。