
アラブニュース
湾岸協力会議(GCC)のナーイフ・アル・ハジュラフ事務局長は2日、GCCはサウジアラビアが安全を守るために取るすべての措置を支持すると述べた。
以前GCC事務局長を務めたバーレーンのアブドゥラティフ・アルザヤニ外相は、このハジュラフ事務局長の発言を受けて、湾岸諸国がサウジアラビアを支持することを表明した。
「GCCは、継続的な脅威にサウジアラビア直面しているサウジアラビアと共にあり、一つに団結している」と、アルザヤニ外相はGCC加盟国の外相らとの会合で述べた。
また、「フーシ派のテロ攻撃の標的となっているサウジアラビアに対する国際的な連帯感が広がっている」とも述べた。
さらにアルザヤニ外相は、イランの支援を受けたフーシ派民兵がサウジアラビアの民間人を攻撃していることについて非難した。
また、『アル・ウラー宣言』と現在の地域問題には、共同戦線が必要であると強調した。
ハジュラフ事務局長は、GCCにおいて、「アル・ウラー・サミット」の決定事項の実施に向けたフォローアップや、GCC諸国と国際諸国との戦略的対話に関連する課題について協議を行うことを確認した。
GCCにおいて、アルザヤニ外相は「アル・ウラー声明の決定は、GCC諸国の結束の必要性を強調している」と主張した。
一方、ハジュラフ事務局長は、今後のイランとの交渉について、弾道ミサイルや核開発に関する議論を含める必要があると強調した。
イランは引き続き民兵を支援し、地域を不安定化している、とハジュラフ事務局長は述べた。
さらに、ハジュラフ事務局長は、GCCはイランによるUAEの3島の占領を認めておらず、イランがこの3島で行ういかなる行為も無効であると加えた。
英国軍が3島を撤退した後、1971年11月30日にイラン軍が3島を占領した。UAE建国のわずか2日前であった。
事務局長はさらに、イエメンのマリブで進行中の戦闘において、フーシ派民兵が民間人を人間の盾として使用していることを非難した。
加えて、サヌアの移民収容施設で火災が発生し、アフリカからの移民数十人が死亡したことについても非難した。