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エジプト製新型コロナウイルスワクチン、臨床試験を開始へ

2020年6月25日、エジプトのカイロにあるエバファーマ施設(Eva Pharma Facility)で、治験中の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬「レムデシビル」の作業に取り組む検査技師。(ロイター通信)
2020年6月25日、エジプトのカイロにあるエバファーマ施設(Eva Pharma Facility)で、治験中の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬「レムデシビル」の作業に取り組む検査技師。(ロイター通信)
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21 Mar 2021 08:03:01 GMT9
21 Mar 2021 08:03:01 GMT9

モハメド・アブ・ザイド

  • ファイエク氏は、EDAは臨床試験で使用されるエジプト製ワクチンの実験用サンプルの製造について、エジプトの工場が請け負うことを許可したと述べた

カイロ:エジプトの国内メディアによると、エジプト医薬品庁(EDA)は、エジプトの新型コロナウイルスワクチンである「Covi Vax」初回投与分の製造を承認した。
エジプトのテレビチャンネルDMCの番組「Egypt Can」で、ワクチンの臨床試験の開始が計画されている中、Covi Vaxの容器の写真が初めて公開された。
「エジプトは着実なペースで進んでおり、新型コロナウイルスワクチンの製造に参加しています」と番組の司会者であるアフマド・ファイエク氏は述べた。
「エジプトの医薬品当局は、工場に(ワクチンの)最初の実験用サンプルを製造する許可を与えました」と同氏は付け加えた。
ファイエク氏は、エジプトは中東で初めて、自国民の努力だけで新型コロナウイルスワクチンを製造する国になるだろうと語った。
「エジプトの新型コロナウイルスワクチンに関する研究は、実験室での実験や動物実験でその有効性が証明されており、専門の国際科学雑誌に掲載されています」と同氏は付け加えた。
ファイエク氏は、EDAが最初の実験用バッチの製造を承認したと述べた。
臨床試験の承認を得た後、ワクチンは3つの試験段階を経ることになる。
第1段階は、人に対するワクチンの安全性を確実にするためのもので、少数の人々を対象とする。第2段階では、100から500人のボランティアを対象とし、第3段階では、遺伝的多様性を達成するために、異なる国から50,000人までのボランティアを対象に検査を行う。

同氏によると、エジプト製ワクチンは、高等教育科学研究省と提携しているエジプトの国立研究センターが製造したという。
「国立研究センターでは、鳥インフルエンザのワクチンを多く製造しました」と同氏は述べた。
ファイエク氏は、EDAは臨床試験で使用されるエジプト製ワクチンの実験用サンプルについて、エジプトの工場が製造を請け負うことを許可したと述べた。
「国立研究センターは、エジプトに存在するウイルス株の研究に取り組んでおり、4種類の動物で実験室実験を実施しました。現在はワクチンの臨床試験の許可を待っています」と同氏は述べた。
「これらはすべて、世界の主要な医学雑誌の一つに科学研究として掲載されており、海外の上級教授や科学者たちから審査を受けています。そして、同教授らはエジプト製COVID-19ワクチンを再調査し、同ワクチンが抗体を産出するとも述べています」

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