
アラブニュース
リヤド:イエメンのフーシの治安当局者で、拷問、性的暴力、女性への残酷な扱いなどで制裁を受けていた人物が、COVID-19により死亡したとフーシのメディアは報じたが、他のメディアでは死因を疑問視する声が上がっている。
サナアの民兵の影の犯罪捜査部長であるスルタン・ザビンは、昨年末に米国財務省から、今年初めには国連安全保障理事会から制裁を受けていた。
フーシのサバ・ニュース・エージェンシーは、同当局者が「不治の病」で死亡したと伝えた。一方でアル・アラビヤは、COVID-19で死亡したと報じている。
2月の安全保障理事会決議では、ザビンは警察署、刑務所、拘置所など複数の拘置場所を人権侵害に利用した責任を直接または権限を通じて負っているとされている。
米国財務省は12月、イランが支援するグループの他の数名の幹部とともにザビンを制裁した。
財務省は、ザビンが「フーシの方針に反対した女性の政治活動を阻害するための方策の一環として、女性への強姦、身体的虐待、恣意的な逮捕・拘禁などの行為に直接関与した」としている。