• レンダーキング氏は、マアリブ地域の紛争を和平への取り組みに対する最大脅威と述べた
• レンダーキング氏はオマーンにも訪問予定である

サイード・アル・バタティ

ムカラ：米国のイエメン特使ティム・レンダーキング氏は、イエメン内戦終結のための努力を推進するサウジアラビア皇太子と会談した。

ムハンマド・ビン・サルマン皇太子とこの外交官は、イエメンの最新動向に関し協議し、イエメン危機の包括的政治的解決に達するために両国が行った共同の取り組みを見直した。

会議には、サウジアラビア国防副大臣のカリッド・ビン・サルマン王子、サウジアラビの米国大使であるレーマ・ビント・バンダル・ビン・スルタン王女、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファーハン外相、サウジアラビアのイエメン大使モハメッド・アル・ジャベール氏が出席した。

リヤドの米国大使館のマルティナ・ストロング代理大使、および米国のイエメン大使クリストファー・ヘンゼル氏も出席した。

米国務省は声明のなかで、レンダーキング氏はオマーンも訪問予定であると述べた。

レンダーキング氏は「議論は、イエメン全土への定期的かつスムーズな物資輸送と人道支援の確保、停戦継続の促進、および当事者の政治的プロセスへの移行に焦点を当てる」と声明で述べた。

国務省によると、レンダーキング氏は「イエメンの人々を脅かし人道的危機を悪化させているだけのマリブに対するフーシの攻撃を阻止するため、国際的合意に基づいて事を進める」。

先週、レンダーキング氏はマアリブ地域の紛争を和平への取り組みに対する最大脅威と述べた。氏は、フーシ派の活動へのイランの支援は「かなり意味深く、致命的である」と述べた。

これとは別に、米国高官が述べたところによると、ジョー・バイデン大統領のイランの核合意復帰への試みに関する地域の一触即発の懸念のなか、今週、米国特使一行が主要同盟国との会談のため中東を訪れている。

当局者は、「政府高官の代表団は、米国の国家安全保障と中東地域の緊張緩和に向けた継続的取り組みに関する多くの重要問題について協議するため、来週にかけて訪問するだろう」と述べた。

この訪問に詳しい情報筋によると、代表団は、ホワイトハウス国家安全保障会議の中東政策コーディネーターであるブレット・マクガーク氏とデレク・チョレット国務省参事官が率いる。

最終的旅程は不明だが、暫定的計画によると一行はサウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプト、ヨルダンを訪問する。ブルームバーグ・ニュースが訪問のニュースを最初に報じた。

一方、フーシ派は、誘拐されたイエメン人モデル、エンテサール・アル・ハマディ氏の釈放を命じた検察官を解任し、弁護士に訴訟を取り下げるよう脅迫した。

ハリード・モハメド・アルカマル氏が述べたところによると、水曜日にフーシ司法当局が、このモデルを尋問した彼女が無罪である事を明らかにして釈放を命じたリヤド・アル・アリャニ検事を解任し、同モデルを告発するよう脅した。

「フーシ派は釈放を命じる代わりに、エンテサール氏の有罪を告発するべきだと検察官に伝えようとしている」とアルカマル氏は述べ、身元不明の男が通りで自分を止め、モデルの弁護を続けるならば殺害すると脅迫したと付け加えた。

「私はイエメン弁護士組合の同僚に殺害の脅迫について警告した。私の依頼人は犯罪者ではないのに路上で逮捕されたのだ。」と氏は述べた。