
ジュネーブ:パレスチナ難民のための国連機関が金曜、イスラエルとハマスの間の停戦後の優先事項は、ガザ地区で家を失った人々を見つけ出し、助けることであると述べた。
UNRWAのガザ局長マティアス・シュマレ氏は、インフラへの物理的な損害を評価することから始めると話した。
シュマレ氏は、停戦に達したことに「大きな安堵感」を表明したが、停戦は「脆弱」に感じると述べた。
「ここで3年半過ごした後で私が確信しているのは、根底にある原因に取り組まなければ、戦争に戻るだろうということだ」と、同氏は動画リンク経由でジュネーブの記者たちに話した。
シュマレ氏は、ガザのUNRWAが緊急対応モードから早期回復モードに移行していると述べ、3つの優先事項を説明した。その1番目が、現在家を失っている人々を見つけ出し、支援することである。
「一晩で、59の学校に逃げ込んだ66,000人のほとんどが家に戻った。残っているのはわずか数百人だけ。それらは自宅を失った人たちである可能性が高い」と、同氏は述べた。
2番目の優先事項は深刻な損害の評価を始めることで、3番目は「これが恐怖に怯え、心に痛手を負った人々であることを認識すること。このトラウマは、他の人たちにも波及するレベルである」
「これを単なる物理的な再建と捉えることはできない。人生を再建するか、または人生の再建を助ける必要がある」と、この救援機関の責任者は述べた。
回復とリハビリの費用に関しては、「値札を付けるにはまだ早すぎる」とシュマレ氏は付け加えた。領土内でのCOVID-19の状況については、紛争が勃発する前にウィルスの第2波は勢いが衰え始めていたと指摘した。
「この10日間の戦争中はもちろん予防措置などが守られていなかったため、実際に第3波が始まっているかもしれないことを、我々の多くが非常に心配している」と、同氏は述べた。
AFP