
ガザ/カイロ:イスラエルとパレスチナの停戦強化を目的として、今週、エジプト政府とパレスチナ各派との一連の会議が予定されているが、その第1弾として火曜日、ハマス指導者のイスマイル・ハニエ氏がカイロに到着した。エジプトの関係者が語った。
ハマスのハゼム・カセム報道官がロイターに語ったところによれば、ハニエ氏の今回の訪問は、早ければ来週にも始まるパレスチナ各派とエジプトとの広範な会議に先立ち、エジプト政府からの特別な招待に応じたものであるという。
エジプトは、イスラエルとガザを支配するイスラム教組織ハマスとの間で11日間にわたる紛争が5月11日に勃発した後、停戦の仲介に重要な役割を果たしてきた。
この紛争で、イスラエルによるガザ地区への数百回の空爆で250人以上のパレスチナ人が死亡し、イスラエルではガザ地区の民兵組織が発射したロケット弾により13人が死亡した。
ハニエ氏とエジプト政府関係者は、イスラエルとの停戦強化やガザの復興計画について話し合うことになると、カセム報道官は述べた。エジプトは復興のために5億ドルを計上するとしている。
エジプト政府は、パレスチナ自治政府大統領マフムード・アッバス氏を始めとするファタハのメンバーとの会談も希望していると政府関係者は述べた。ファタハはハマスのライバルであり、ヨルダン川西岸地区を支配している。
エジプトはこれまで、地域の平和を促進するためのより広範な取り組みに不可欠とされるパレスチナ各派閥間の協力を推し進めてきた。
ジブリル・ラジューブ氏率いるファタハ代表団が、数日うちにカイロを訪問する予定であるとパレスチナ当局は述べている。
ロイター