

モハメド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトは、イスラエルとパレスチナ間の和平交渉を再開するため、和平プロセスの手詰まり状態の解消に向けて動くことが急務であることを強調している。
この要請は、エジプトのサーメハ・シュクリ外務大臣がブリュッセルでイスラエルのヤイル・ラピド外務大臣と会談した際に行われた。
ブリュッセルを訪問した際、シュクリ氏は、シャルル・ミシェル欧州理事会議長にアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領からの書簡を届けた。
同氏はまた、EUの外務大臣らと会談し、地域的課題、特にグランド・エチオピア・ルネサンス・ダムの問題について議論した。
シュクリ氏のブリュッセルでのラピド氏との会談は、先月イスラエルで複数政党による新たな連立政権が誕生して以来、初めてのことである。
エジプト外務省のアーメド・ハフェズ報道官は、シュクリ氏は、国連安全保障理事会の決議に基づいた交渉に向けて、パレスチナとイスラエル間のこう着状態を克服することの重要性を強調したと発表した。
交渉は、1967年6月4日の境界線を基礎として、東エルサレムを首都とする、連続した存続可能なパレスチナ国家の建設を保証するべきであるとハフェズ氏は付け加えた。
これは、地域の安全と安定の柱を強化するための主要な柱の一つであると同報道官は語った。
ハフェズ氏によると、シュクリ氏は、エジプト政府はこの目標を達成するためのあらゆる国際的な努力を支援することを躊躇しないと強調したという。
シュクリ氏は、イスラエル政府が、紛争が激化する可能性を高め、それにより平和と安定のための適切な環境を作る機会を損なうようないかなる措置も講じないよう期待を表明した。
同氏はまた、パレスチナ自治政府と協力して、パレスチナ領土のすべての地域で再建や援助の提供を行うという観点から、エジプトの活動に言及した。
5月21日には、イスラエルとガザ地区を支配するハマスは停戦を発表し、11日間続いた両者の流血を招いた紛争の拡大に終止符を打った。
この衝突では、子ども66人を含むパレスチナ人260人と、子ども1人を含むイスラエル人13人が死亡している。