
ムハンマド・アブ・ザーイド
カイロ:国連安全保障理事会の大エチオピア・ルネサンスダムに関する交渉会議で、エジプトは自らの立場を改めて強く明言したと同国国連大使のトップが述べた。
国連のエジプト常駐代表であるムハンマド・イドリス氏は、エジプトは安保理に対してダム危機の責任を追及していると述べた。
同大使はテレビで、エジプト国家は、集中的な外交努力を払ってエチオピアダムの危機を安保理に提起していると述べた。
世界には安全と平和を脅かす問題が溢れており、安保理はその役割を果たさなければならないと大使は付け加えた。
さらに、安保理加盟諸国はダムについて自らの立場を明確化することを避けているとも述べた。
サーミフ・シュクリー・エジプト外相はこれまでの発言で、安保理内での問題は、「政治的な配慮や同盟関係」、常任理事国と非常任理事国との意思疎通、そして「利害が重なり合うこと」などから複雑であると述べている。
同外相は、ルネサンスダム問題を安保理に提起することは「平和・安全維持に携わる国連システムにおける主要機関としての責任を追及するためにも」重要な問題であると述べた。
さらに、安保理会議でのエチオピアの論拠は「弱いものであり、エジプトやスーダンの論拠に応えていなかった」と付け加えた。