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保管した金を求めて瓦礫を探すトルコ地震の生存者

2023 年 2 月 27 日、トルコのオスマニエで致命的な地震が発生後、自宅の瓦礫に面したプラスチック製の椅子に座り込む生存者の レイハン・ヴラルさんと 夫のメティンさん。 (ロイター)
2023 年 2 月 27 日、トルコのオスマニエで致命的な地震が発生後、自宅の瓦礫に面したプラスチック製の椅子に座り込む生存者の レイハン・ヴラルさんと 夫のメティンさん。 (ロイター)
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08 Mar 2023 03:03:52 GMT9
08 Mar 2023 03:03:52 GMT9
  • ヴラルさん一家や他の多くの人々は、何十年にもわたる貯蓄を金に交換し自宅に保管していた
  • ヴラルさんと夫は毎日瓦礫を訪れ、貴重品を取り戻せるかどうか確認している

トルコ、オスマニエ: トルコ南部の都市オスマニエの人気のない中心部、老夫婦は、かつて暮らしていた 3 階建ての建物の廃墟のそばで瓦礫が撤去され、貯蓄が発見されることを願い待ち続けている。

48 歳のレイハン・ヴラルさんと 59 歳の夫のメティン さんは、2 月 6 日に発生し、トルコとシリアで 50,000 人以上が死亡した壊滅的な地震を生き延びた。 しかし、多くの生存者と同じように、ありとあらゆるものを失い苦しんでいる。

ヴラルさん一家や他の多くの人々は、何十年にもわたる貯蓄を金(たいていは、硬貨や宝石)に交換し自宅に保管していた。トルコや中東では、貴金属を自宅に保管することは、銀行に現金を預金することよりもしばしば信頼されている。

ヴラルさんは「私達のすべてが瓦礫の中にあります」と言い、柑橘類の木が並ぶ静かな通りにあるかつて自宅があった瓦礫の山を指さした。 「家を買うつもりで、金はそこにありました」と続けた。

ヴラルさんと夫は毎日瓦礫を訪れ、貴重品を取り戻せるどうかを確認している。 「金がどこにあるのか知っているので、採掘者が来たら、取り出せるかどうか確認するために少し待ってもらえるか聞いてみます。」

近年の急激なインフレと急激なトルコリラの下落から身を守るために、金を購入するトルコの住民が増えている。

匿名の請負業者は瓦礫を撤去しながら「誰も国家を信じていません。 金を信じています」と言った。

当局は瓦礫の撤去を急いでおり、家を失った何百万人もの人々のため、再建に力を入れ始めている。

しかし、被災地には、廃墟のそばで待ち伏せし、瓦礫の中から貴重品を探す人々が点在している。

花嫁の金

57 歳のハティジェ・イートさん は、英国の救急隊員によって救助される前に、アンタキヤのアパートの瓦礫の下で 6 日間生き延びた。 回復後、被災地に戻り、娘の結婚のために貯めた約 50,000 トルコ リラ (2,600 ドル) を取り戻すことを望んでいた。

「すべてがそこにあります。 夢もそこにあります」と言った。

見つからなければ、娘の結婚式を数年間延期する必要があるかもしれないと続けた。

新婚夫婦が縁起の良い門出を迎えられるように金を渡すつもりだった。

貯金が見つからないのではないかと心配する人もいる。

シリアのイドリブ出身のファディ・カバーニさんは、暮らしていた建物が倒壊した際、妻と 7 歳の息子を失った。

現在、仮設のテントに住んでいる。決して多額ではないが、失った1,000ドル相当の金があれば、自身と生き残った息子のためにより良い宿泊施設と食べ物を確保できただろうと言った。

 「他に何も考えていませんでした…今、何も残っていないはずです。」と続けた。

妻の遺体を回収するのに4日かかったという。

ロイター

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