
季節外れの暴風雨がイエメンの各地を襲った後、洪水が起き、今週少なくとも14人が死亡した。治安当局が発表した。
イエメン南部および東部のアル・マフラ、ハドラマウト、シャブワ、アビーン、ジュフの各県で洪水の事例が見られた。
シャブワでは父娘が、乗っていた車が急流にのまれた後、溺死したと思われる、と地方自治体が発表した。
捜索者らが回収したのは父親の遺体だけだ。
イエメン南部・東部で今回起きた暴風雨は季節的なものではない。イエメンは通常、この時期は乾燥している。
イエメン北西部の高地では、春の終わりから秋の初めにかけて季節的な雨が降る。
今回の暴風雨で、農作物や道路、電気通信も被害を受けた。
イエメン気象局は21日夜、国内の他の地域では今後2日間、さらなる降雨に備える必要があると警告した。イエメンはアラビア半島の南端、紅海とアラビア海を見下ろせるところにある。
AP