
パレスチナ自治区ベイタ:パレスチナ保健省の発表によると、ヨルダン川西岸地区でイスラエル軍に銃撃されたパレスチナ人が金曜日、銃弾による負傷が原因で死亡した。
発表された声明によると、イマド・アリ・モハマッド・ドワイカト氏(38歳)は、ベイタ近郊の町で「胸に実弾」を受けた後、「危篤状態」でナブルス市内の病院に到着した。
ベイタでは、イスラエルによる占領と入植地の拡大に反対する抗議デモが定期的に行われており、しばしば衝突に発展している。
金曜日の午後には、数百人のデモ参加者が町の外で抗議デモを行い、中にはイスラエル軍に石を投げつける参加者もいた。
イスラエル軍は、「700人のパレスチナ人がタイヤを燃やし、石や火炎瓶をイスラエル国防軍(IDF)や国境警察官に投げつけたため、暴動鎮圧手段で対応した」ことにより「暴動」が発生したと発表した。
イスラエル軍は、「パレスチナ人1名が死亡し、多数のパレスチナ人が負傷したとの報告を受けている」と述べたものの、詳細は明らかにしなかった。
『パレスチナ赤新月社』による報道によると、先週金曜日、270人のパレスチナ人がベイタでの抗議デモまたはその前日に殺害されたパレスチナ人青年の葬儀中にイスラエル軍と衝突したことにより負傷した。
7月23日、ベイタでのイスラエル軍との衝突により、320人のパレスチナ人が負傷、もしくは催涙ガスを吸い込んだと、医療関係者が発表した。イスラエル軍に銃撃された10代の若者は、その後銃弾による負傷が原因で死亡した。
AFP