
アラブニュース
ドバイ:アラブ首長国連邦(UAE)政府は本日15日、自国民や海外からの訪問者の渡航規定を更新した。
アブダビ緊急危機災害委員会(Abu Dhabi Emergency, Crisis and Disasters Committee)の新たな規定では、グリーンリスト国から入国するワクチン接種者の隔離を免除するが、到着時と6日目にPCR検査を受ける必要がある。
「他国から入国する際は到着時にPCR検査を受け、7日間自己隔離し、6日目にもPCR検査を受けなくてはなりません」と委員会は述べている。
「この規定はワクチンを2回接種したUAE国民だけでなく、『Alhosn』アプリの対象となる海外からの訪問者にも適用されます」
一方で、未接種の国民やグリーンリスト国からの訪問者の場合、到着時にコロナウイルスの検査を受けなければならないが隔離は必要ない。国内滞在の6日目と9日目に再度の検査が求められる。
それ以外の国からの訪問者は到着時にPCR検査を受けた上で10日間隔離され、9日目にも再度検査を受けることになる、と委員会は述べている。
また、新型コロナ患者と接触した人の自宅隔離のルールも更新された。ワクチン接種済みの人は7日間隔離され、6日目にPCR検査を受けなくてはならない。
新たな規定ではPCR検査の結果が陰性であれば、リストバンドを外して7日目に隔離を終えることができる。
他方で接種の済んでいない人は10日間隔離され、9日目にPCR検査を受けなくてはならない。PCR検査の結果が陰性であれば、リストバンドを外して10日目に隔離を終えることができる。
UAEの保健当局は14日、1206人の新たな感染者と3人の死亡を発表した。国内での感染報告例は計70万587となり、死者数は1997人となった。
UAEは世界的に見てもかなり積極的なワクチン計画を整備しており、人口100人当たり175.56というワクチン配布率を達成している。これまでに1736万3341回の接種が実施された計算だ。