
国連:アントニオ・グテーレス国連事務総長は26日、悪化するレバノンの社会経済状況に深い懸念を示し、全ての「政治指導者に対し、早急に実効性のある国民統合政府を樹立」するよう求めたと、同氏の報道官が述べた。
これは「救済、正義、説明責任を果たすことを直ちに実現し…基本的なサービスへのアクセスを回復し、安定性を取り戻し、持続可能な開発を促進し、より良い未来への希望を呼び起こすために、野心的で意味のある改革の道を突き進む」上で必要なことだと、ステファン・ドゥジャリク国連広報官が述べた。
レバノンでは今月、燃料不足が国の大部分を麻痺させ、混乱や多数の治安事件を発生させ、2年に及ぶ財政破綻が危機的状況に陥った。
この危機により、通貨は90%以上も下落し、レバノン人の半数以上が貧困に陥り、預金者は口座からの引き出しを制限された。世界銀行はこの危機を、現代における最も深刻な不況の1つとしている。
ロイター