日本の首相が、東京オリンピックの開催を「決意」していると述べた。組織委員会は金曜、当局が中止は避けられないと考えていると主張する報道を否定した。
延期されている大会の準備は順調に進んでいるとする菅義偉首相の最新の主張は、タイムズ紙が匿名の政府筋の発言として、日本はすでに2032年の開催に焦点を移していると伝えたことを受けて行われた。
「人類がウィルスに打ち勝った証として、安心・安全な東京大会の実現を決意している」と、菅首相は金曜に述べた。タイムズの報道を積極的に否定することはなかった。
東京2020の組織委員会は報道について尋ねられ、「安心・安全な」大会の提供に尽力していると話した。
「菅首相が大会開催への決意を示しておられる。政府が一連のCOVID-19対策調整会議を主導しており、大会が開催できるように徹底的な感染対策を実施している」と、同委員会は声明で述べた。
「すべての関係機関が…今年の夏の大会開催に完全に注力している。組織委員会としては1日も早く日常生活が戻ることを願い、安全で安心な大会開催実現に向けて、引き続き準備に尽力する」と、付け加えた。
日本はウィルス感染の第3波と闘っており、大会開催に関して懸念が高まっていた。世論調査では日本人の約80%が今年のイベント開催に反対していることが示されている。
大会は現在のところ、ほぼ6ヶ月後の7月23日の開幕が予定されている。
AFP