
モハメド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトのサーメハ・シュクリ外務大臣は、イスラエルのヤイル・ラピド外務大臣との電話会談で、パレスチナをめぐる交渉を復活させ、緊張の高まりを回避する政治情勢を作り出す必要性を強調した。
シュクリ外務大臣はエジプトの立ち位置と、同国が交渉再開の努力をどのように継続しているかについて概説したと、外務省の広報官アハメド・ハフェズ大使が伝えた。
ハフェズ氏はまた、この電話会談では、パレスチナ自治政府と連携しながらの、パレスチナ自治区再建に向けた動きと、占領されたパレスチナ自治区への援助と開発支援の提供についても話し合われたと伝えた。
イスラエルのナフタリ・ベネット首相との会談で、エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は、中東の包括的な平和の達成と、各国間の合法的な決議に従った取り組みに向けて行う努力に対し、エジプトが支持する姿勢を明らかにした。
エルシーシ大統領は、特にヨルダン川西岸とガザ地区の緊張を緩和する上で、パレスチナ、イスラエル双方の冷静さを保つ必要性に加えて、パレスチナの領土再建に向けたエジプトの取り組みに対する国際社会の支援の重要性を強調した。