ニコシア:キプロスの裁判所は水曜日に男の拘留を延長した。その男は、島のイスラエル人ビジネスマンたちを攻撃するためにイランが雇った暗殺志願者だとイスラエルが主張している人物だ。
男は9月27日にキプロスの首都ニコシアで逮捕された。警察は、彼が捕らえられたとき、サイレンサー付きの拳銃が彼が借りたレンタカーの中で発見されたと伝えている。
イスラエルは、事件は島のイスラエル人たちに対する「イランの指示によるテロ」だと主張しているが、この訴えはニコシアのイラン大使館により「根拠がない」として退けられている。
警察はその事件について今まで口を閉ざしている。容疑者は水曜日にニコシアの地方裁判所に連行され、そこで彼に対する拘留命令が月曜日まで延長された。
容疑者は起訴されておらず、当局は彼について、ロシアのパスポートを持つアゼルバイジャン人であると説明する以外、人物を特定していない。
「捜査は急ピッチで進んでいる」と警察の広報官クリストス・アンドレウ氏は国営テレビに対し語った。彼は捜査が進行中であることに触れ、イスラエルの主張に関するコメントを拒否した。
水曜日の法廷手続きはセキュリティ上の理由からカメラ撮影の中おこなわれた。水曜日午前中、植民地時代の複合施設にオートバイに乗る警察官を伴った覆面SUVを含む護送車両の一団が到着した。
キプロスの権威ある日刊紙Phileleftherosは、逮捕の20日前にキプロスに到着したと思われる容疑者は警察に協力していないと伝えた。
火曜日、容疑者は警察に対し、島の南東にあるリゾートの町アギアナパで2台の車をレンタルした場所についてほのめかした。
同紙によれば、警察は容疑者が逮捕前どこに滞在していたのか突き止めていない。当局は、彼は民族的に分断されたこの島の北部のトルコ系住民が支配する地域に滞在していた可能性があると考えている。
ロイター