
カイロ:スーダン軍は、先週のクーデターで失脚した首相との間で、同氏の首相復帰に関する合意をめぐって、依然交渉を行っていると、3日、同氏に近い複数の関係者が語った。
関係筋は、アブダッラー・ハムドゥーク氏が再び政府を率いることに合意したとする報道を否定した。
ハムドゥーク氏は、民政移管を頓挫させ、欧米の支援国が援助を凍結することにつながったクーデターで、軍のトップのアブドゥルファッターフ・ブルハン将軍によって政権が倒されて以降、自宅軟禁状態にある。
交渉により危機を脱する方法を模索しようと、仲裁活動が数日間にわたって行われている。
ハムドゥーク氏に近い関係筋は3日、同氏と軍指導部との間ではいかなる合意にも達しておらず、依然協議が続いていると語った。
これに先立ち、サウジが保有するアル・アラビーヤTVは、匿名の関係筋を引用する形で、ハムドゥーク氏が再び政府を率いることに合意したと報じた。
別の報道では、アル・アラビーヤ系列のメディアのアル・ハダスTVが、ハムドゥーク氏が政府を率いることに同意する条件として、政治犯の釈放を希望していると報じた。
ハムドゥーク氏と先週面会した複数の関係者は、同氏がさらなる協議に応じる条件として、クーデターの撤回と拘束者の解放を求めていると述べた。
ロイター