
アラブニュース
ワシントンD.C.: 米財務省は木曜日、フーシ派が管理する兵站後方支援組織のサーレハ・メスフェル・アルシャエル司令官を制裁対象とする、と発表した。
「アルシャエル氏はイエメンにおいて恐喝を含む様々な違法行為を介した1億ドル相当以上の資産押収の責任者である」と財務省は声明で明らかにした。
こうした恐喝は「フーシ派の軍事活動の資金源」となっており、「これはフーシ派の活動がすでに多大な苦痛を味わっているイエメン国民の苦しみをさらに増し、その生活を不安定化させていることの一例である」と声明は付け加えている。
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「サーレハ・メスフェル・アルシャエル氏はイエメン国民から資産を盗むフーシ派の責任者たる軍司令官であり、現在イエメンで起こっている紛争の解決を妨害し、紛争をさらに長引かせる押収活動を指揮している」と同省外国資産管理局のアンドレア・ガッキ局長は述べた。
「米国は国際金融システムへの参加を拒むことでイエメンにおける危機的状況をさらに悪化させようと試みる者たちを暴き出すという決意を持ち続けている」と同氏は述べた。
長年の紛争で家を失った数百万もの避難民が多数いるマアリブ地域に対する攻勢をフーシ派が続けるのと同じく、アルシャエル氏の活動は「イエメンの人道的危機状況の深刻さに拍車をかけている」と財務省の声明は記している。