
エルサレム:イスラエル警察は金曜日、エルサレムにあるパレスチナの公共テレビ局の4人のジャーナリストを拘束した。これは、聖なる都市での活動がますます制限されていると訴えるパレスチナ人からの抗議を呼び起こしている。
Authority’s Wafa ニュースが伝えるところでは、パレスチナTVの撮影スタッフがエルサレムの城壁に囲まれた旧市街の外でトークショーを撮影していた際、イスラエルの警官に拘束され、装備を没収された。
パレスチナTVのニュース担当ゼネラルマネージャーMohammad Barghoutiによると、毎日放送している番組「グッドモーニング・エルサレム」担当のジャーナリストがエルサレムの警察署に4時間拘留され、その後釈放されたという。
イスラエル警察の報道官Micky Rosenfeldは、「ジャーナリストはエルサレムのパレスチナ自治政府による違法行為に関連して拘束された」と語った。
イスラエルはエルサレムでの西側に支援されたパレスチナ自治政府による公な活動を禁止しているが、これは、イスラエルの同市に対する主権を侵害し、暫定的な平和協定に違反しているからだという。
パレスチナ人は、旧市街を含む東エルサレムを将来の国家の首都にしたいと望んでいる。イスラエルは、1967年の中東戦争で占領した後、この地域を併合し、市全体がその永久かつ不可分の首都であると主張している。
パレスチナのマフムード・アッバス大統領は、ジャーナリストの拘留を「イスラエルの占領都市エルサレムとその聖地を支配しようとするイスラエル政府の計画の一部である」として非難した。
11月に、イスラエルは、パレスチナTVのエルサレム事務所を6か月間閉鎖するよう命じた。その根拠とされたのは、同TVがパレスチナ自治政府のためにエルサレムに隣接するヨルダン川西岸の占領地で制限されている自治権を行使する活動を計画しているというものであった。
エルサレムにある自治政府の教育省の事務所も11月に6か月間の閉鎖通知を受けている。イスラエルの戦略担当大臣Gilad Erdanは、当時、「首都における我々の主権を侵害しようとする(パレスチナ自治政府による)試みに対する断固たる政策の一環である」と語った。
両者の最後の和平交渉は2014年に決裂した。パレスチナ人は、米国のドナルド・トランプ大統領の仲介の努力をボイコットしているが、これは2017年に彼がエルサレムをイスラエルの首都として承認したことも一因となっている。
ロイター