ドバイ:金曜日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領はシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド皇太子殿下と会談し、フランスはUAEにフランス製戦闘機ラファールを180億8000万ドル(160億ユーロ)で売却した。マクロン大統領は2日間の日程で湾岸諸国を歴訪する。
フランスの国防大臣は、今回の取引はフランス史上最大の武器輸出契約であると述べ、軍事大臣は「歴史的」な契約だとして評価した。
ラファール80機。UAEと歴史的な契約を締結。これまで以上に強力な戦略的パートナーシップを築き上げます。フランスの世界一優れた工業を誇りに思います。
—フロランス・パルリ(@florence_parly)2021年12月3日
この契約についてUAE当局から直ちに確認をとることはできなかった。マクロン大統領は、ドバイの万博会場内のリーダーシップ・パビリオンで、シェイク・ムハンマド皇太子殿下との会談に臨んだ。
ドバイでの会談を前に、UEA大統領顧問のアンワル・ガルガシュ氏は「クリスマスプレゼントについては明かしたくない」と記者団に語った。
マクロン大統領は金曜日の午前中に短期の湾岸諸国歴訪を開始した。来年のワールドカップ開催国であるカタールを訪れた後、土曜日にサウジアラビアに赴く。
木曜日に建国50周年を迎えたUAEは、1990年代後半に購入した戦闘機ミラージュ2000の代替として数十機の戦闘機ラファールを注文する見通しだ。
ある議会報告書によると、UAEはフランスの防衛産業の5番目に大きな顧客であり、2011年から2020年にかけて53億1000万ドル(47億ユーロ)の取引を行っている。
マクロン大統領のドバイ訪問には、ジャン・イヴ・ル・ドリアン外務大臣、ブリュノ・ル・メール財務大臣、フロランス・パルリ軍事大臣をはじめ大規模な代表団が同行している。
AP/AFP