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イスラエル、核協議でイランへの強硬姿勢を求める

イスラエルは2015年のイラン核合意に長らく反対してきた。この合意はイランの核開発計画を中止させるには不充分であり、イスラエルと国境を接している国々におけるイランの軍事的関与に対処するものとはなっていない、というのがその主張である。(資料/AFP)
イスラエルは2015年のイラン核合意に長らく反対してきた。この合意はイランの核開発計画を中止させるには不充分であり、イスラエルと国境を接している国々におけるイランの軍事的関与に対処するものとはなっていない、というのがその主張である。(資料/AFP)
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06 Dec 2021 01:12:13 GMT9
06 Dec 2021 01:12:13 GMT9
  • ボロボロになった核合意の協議を復活させるべく世界列強がイランと対話をしており、それをイスラエルは懸念を抱えながら見守っている
  • ウィーンでの協議はイランの核開発計画の再制限を目的としており、5ヶ月以上もの中断を経て先週再開された

テルアビブ:協議が激しく揺れる中、イスラエルの国防及び諜報機関の高官がワシントンに向かった。そして日曜、イスラエルのナフタリ・ベネット首相は世界列強に対し、イランの核開発計画を制限するための交渉でイランへの強硬姿勢を取るよう求めた。

ボロボロになった核合意の協議を復活させるべく世界列強がイランと対話をしており、イスラエルは懸念を抱えながらそれを見守っている。先週ウィーンで再開された協議でイランは独自の強硬姿勢を貫き、以前の外交で議論された事項は全て再交渉の対象になり得ると示唆した。またイランは自国の核開発計画の進歩の速度を緩めておらず、協議はさらに重みを増している。広く中東で長年に渡って高まっている緊張を緩めるための極めて重大な協議である。

ウィーンでの協議はイランの核開発計画の再制限を目的としており、5ヶ月以上もの中断を経て先週再開された。

イスラエルは2015年のイラン核合意には長らく反対してきた。この合意はイランの核開発計画を中止させるには不充分であり、イスラエルと国境を接している国々におけるイランの軍事的関与に対処するものとはなっていない、というのがその主張である。

「ウィーンでイランと交渉している全ての国に、強い姿勢を取り、ウラン濃縮と交渉を同時に行うことはできないのだということをイランに明確に伝えるよう求めます」と、ベネット氏は内閣の会合で述べた。「イランは違反の代償の支払いを始めなければなりません」

イスラエルは交渉の一団には加わっていないが、今週再開が予定されている協議の間、米国や欧州の同盟国といつでも連絡を取れるようにすることにしている。

土曜深夜、イスラエル国家情報部顧問のデビッド・バルネア氏が予告なしにワシントンに向かった。さらに国防大臣のベニー・ガンツ氏が水曜、米国のロイド・オースティン国防長官とアントニー・ブリンケン国務長官との会談に向けて出発した。ヤイール・ラピード外務大臣は先週、イスラエルの欧州の同盟国との協議のためロンドンとパリに滞在した。

AP

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