Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • ドローンで武装、トルコがアフリカへの武器輸出を模索

ドローンで武装、トルコがアフリカへの武器輸出を模索

トルコ航空宇宙産業が開発した無人戦闘航空機「アンカ・ドローン」の資料写真。2021年3月にアンカラで撮影。(AFP)
トルコ航空宇宙産業が開発した無人戦闘航空機「アンカ・ドローン」の資料写真。2021年3月にアンカラで撮影。(AFP)
Short Url:
16 Dec 2021 12:12:06 GMT9
16 Dec 2021 12:12:06 GMT9

つい最近、無人航空機(UAV)に関心を示したのはアンゴラだった。10月にエルドアン大統領が同国を初めて訪問した際のことだ。

イスタンブール:トルコの大統領レジェップ・タイイップ・エルドアン氏は、イスタンブールで開催されるアフリカ大陸指導者の大規模会合を前に、戦闘経験のあるドローンでアフリカ諸国との防衛関係を深めている。

10月に行われた投資と貿易に焦点を当てたトップレベルのビジネスフォーラムに続き、金曜日から2日間にわたってトルコ-アフリカ・パートナーシップサミットが開催される。

専門家によると、急速に発展する両者の関係は、次に安全保障の段階に入るという。アフリカの指導者の多くが、より安価で制約の少ない軍用ハードウェアの購入を望んでいる。

13カ国の大統領を含む、39カ国の指導者や主席公使がサミット出席を表明しており、土曜日にはエルドアン大統領が演説することになっている。

トルコはすでにソマリアに軍事基地を置いており、モロッコとチュニジアは9月に初めてトルコ製戦闘用ドローンを導入したと報道されている。

つい最近、無人航空機(UAV)に関心を示したのはアンゴラだった。10月にエルドアン大統領が同国を初めて訪問した際のことだ。

トルコは8月、エチオピアのアビィ・アハメド首相とも軍事協力を約束した。同首相はこの1年間、ティグレ紛争の渦中にいる。

ジェノバ大学の国際関係研究者であるフェデリコ・ドネリ氏は、AFPにこう語る。「最も重要なのは、新たな強みである防衛分野です。トルコはこの分野、特にドローンを強く推しています」

バイラクタルTB2モデルは、ここ数年でリビア紛争やアゼルバイジャンのナゴルノ・カラバフ自治州で戦局を変える役割を果たしたと評価され、需要が高まっている。

このドローンモデルは、エルドアン氏の義理の息子が経営する民間企業バイカル社が製造している。

10月にアンゴラ、ナイジェリア、トーゴを訪問したエルドアン氏は、「アフリカのどこに行っても、皆がUAVのことを聞いてくる」と自慢げに語った。

トルコとエチオピアの関係には最も厳しい監視の目が向けられている。国連の推計によると、エチオピアでは残虐な紛争によって数千人が死亡、200万人以上が避難、数十万人が飢餓状態に追い込まれている。

欧米の情報筋によると、トルコは今年初め、アビィ首相の選挙活動を支援するため、非公開の数の戦闘用無人機を送ったが、その後国際的な圧力に屈し売却を中止したという。

トルコ外務省の報道官は10月、「エチオピアはドローンを好きな相手から買うことができる」と述べ、売買を肯定も否定もしなかった。

トルコの公式データには、各国への軍需品売上の詳細は記載されておらず、毎月の売上総額のみが示されている。

総額はこの1年で大幅に跳ね上がった。

トルコ輸出業者協会が発表した数字によると、トルコがエチオピア向けに輸出した防衛・航空関係製品は、今年1月から11月の間に9460万ドルに増加した。昨年の同時期には23万5000ドルだった。

アンゴラ、チャド、モロッコへの売上額も同様に急上昇している。

トルコのドローンが最初に国際的な注目を浴びたのは、2019年にトルコが国連承認のリビア政府と、海洋境界および安全保障に関する2つの協力合意に調印した直後だった。

紛争地域をドローンで埋め尽くし、トルコのライバル国が支持する東部反乱軍の進撃を止め、停戦への道を開いたのだ。

またトルコは昨年、紛争中のナゴルノ・カラバフ自治州で、約30年前にアルメニア民族の分離主義勢力に奪われた土地の大部分を、アゼルバイジャンが奪還する作戦を支援した。それを機にドローンの評判は盤石なものとなった。

ドネリ研究員によると、「ドローンを手にしたトルコは、他国と交渉する際に切れるカードが増えた」という。

「ドローンは、トルコにとって非常に良い交渉材料になります。」

10月にイスタンブールでフォーラムを主催したNGO団体、トルコ海外経済評議会会長よると、拡大する関係は武器によるものだけではないという。

「私たちは防衛分野とアフリカとの関係を重視しています」と、ナイル・オルパク会長はAFPに語った。

「しかし強調したいのは、防衛分野を単に武器、ロケット弾、銃、戦車、ライフルとして見ているのならば、それは間違いだということです。」

同氏はトーゴのトルコ製地雷除去車を取り上げ、これは防衛産業の売り上げに該当すると述べた。ドネリ氏も同意し、トーゴがトルコの支援を受けて、訓練や装甲車、武器などの装備導入によって軍隊の向上を目指していることに言及した。

トルコはアフリカ全域に37か所の軍事事務所を設置したと報道されている。これは、今後数年間でアフリカ大陸との年間貿易額を現在の3倍の750億ドルにするという、エルドアン氏が確約した目標を裏付けるものだ。

AFP

特に人気
オススメ

return to top