
アラブニュース
ロンドン: アラブ首長国連邦とバーレーンは、火曜日に国際宇宙ステーション(ISS)に向けて共同で超小型衛星を打ち上げる予定だ。これは、両国の宇宙科学、テクノロジー、エンジニアリングの連携におけるマイルストーンとなるだろう。
「『Light-1』は、『Falcon 9』ロケットに搭載された『スペースX CRS-24』から離陸する。事前に非常に厳しい熱、振動、通信システムなどの安全・環境試験が行われる」と、UAE国営通信WAMは声明を発表した。
この超小型衛星は、宇宙航空研究開発機構の監修のもと、ISSの日本実験棟から軌道に投入される予定だ。
建設・設計はUAE宇宙庁とバーレーンの国立宇宙科学庁の共同で行われた。
衛星の名前は、バーレーンのハマド国王が書いた『The First Light(はじめの光)』という本の題名からとられており、バーレーンの歴史における重要な出来事を思い返すとともに、国家としての成長と科学の進歩を象徴している。
この研究用衛星は、バーレーン人とアラブ首長国連邦人の一流エンジニアと科学者のチームによってUAEで開発された。チームはカリファ大学とニューヨーク大学アブダビ校に所属するバーレーン人9名、UAE人14名を含む23名の学生で構成されている。
「『Light-1』は、地球周回軌道に到達した後、雷雨や積乱雲からの地球ガンマ線フラッシュを監視・研究する」と、WAMの声明には書かれており、この種の研究はこの地域では初めてであり、このミッションの科学データ分析面はニューヨーク大学が主導して行われることを明らかにした。