
シリア人権監視団、10年にわたる紛争の犠牲者の統計を取る
ベイルート:シリア東部の砂漠地帯におけるロシアの空爆により、ダーイシュのメンバーと思われる11人が死亡したと、戦争監視団が木曜日に報告した。
シリア人権監視団は、10年にわたる紛争の犠牲者の統計を取っており、夜間の空爆はパルミラとアルスクナの間の地域に集中して行われたと述べた。
ダーイシュのメンバーが「この地域の洞窟に隠れている」のだと監視団の代表者ラミ・アブデル・ラフマン氏が述べた。
この攻撃でダーイシュと思われる11人が死亡、約20人が負傷し、そのうちの何人かは重傷を負ったという。
アブデル・ラフマン氏によると、シリアの砂漠地帯にいる標的に対するロシアの空爆は、今年すでに229回を数えたという。
木曜日の空爆は、監視団が16人のテロリストの死者を報告した11月以降、最も死者の多いものとなった。
ダーイシュは、かつてシリアとイラクの広大な地域を支配し、数百万人の住民を管理していたと自称している。
米国やその他の大国の支援を受けたシリア軍とイラク軍が主導する長く致命的な軍事的反撃は、最終的に2019年3月に過激派の原始国家を打ち破った。ダーイシュの大部分の残存者は、シリア政府軍と同盟軍への嫌がらせを続けている場所である砂漠の隠れ家に戻った。
同グループは不法取引や不正利得で資金源を確保しようとしているとみられ、監視団体はこの地域における過激派の復活に警告を発している。
AFP