ウィーン:代表団が本国政府と政治的協議をするため本国に戻る間、2015年イラン核合意の再建協議が一時中断される、と28日欧州各国の外交筋が述べた。
「1月にはこれまでで最も突っ込んだ協議が行われた」とイギリス・ドイツ・フランスの交渉担当者が共同声明で述べた。「協議が最終段階にあるのは周知の事実で、この段階になると政治決断が不可欠となる」
ロシア代表のミハイル・ウリヤノフ氏は、協議は来週に再開される見込みだと述べた。
アメリカは2018年に、当時のドナルド・トランプ大統領の決断でイラン核合意から離脱し、イランに対する厳しい制裁を再開した。イラン政府はこれに対抗し、濃縮ウランの純度を上げて備蓄量を増やし、合意内容に違反した。
アメリカのジョー・バイデン大統領は、イラン核合意に復帰する意志を示した。ロシア・ヨーロッパ3大国・中国は依然として2015年のイラン核合意を支持している。
AP