
エルサレム:イスラエル軍は18日、レバノンの過激派組織ヒズボラが発射したものだとイスラエルが説明する無人機が、緊迫する北部の国境を越えたことを受けて、迎撃ミサイルを発射し、戦闘機を防衛のためにスクランブル発進させたと発表した。
この動きは、イスラエルがヒズボラのものだと主張する別の無人機を撃墜した翌日の出来事だ。今のところレバノンもヒズボラもコメントを出していない。
軍は、領空侵犯によりイスラエル北部で空襲警報が作動し、迎撃システムのアイアンドームが展開され、戦闘機が上空をパトロールしたと発表した。
イスラエルとヒズボラは、2006年に1ヵ月の戦争を戦って膠着状態に陥った宿敵だ。イスラエルは、イランが支援するヒズボラを、イスラエル国内のあらゆる場所を攻撃できる推定15万発のロケット弾とミサイルを保有する、最大の差し迫った脅威と見なしている。
イスラエルは長く、ヒズボラが誘導ミサイルや攻撃用無人機を入手したり開発したりすることに懸念を表明してきた。
今週これまでに、ヒズボラのサイード・ハッサン・ナスラッラー書記長は、同組織がレバノンで軍事用無人機を製造しており、保有している数千発のミサイルを精密誘導爆弾に変える技術を保有していると語った。
AP