

リヤド:イエメンの新指導者らは、フーシ派との和平に向けた直近の取り組みが失敗した場合、「戦争の準備はできている」という。しかしある高官は、彼らは長年にわたる紛争の早期終結を純粋に望んでいるのだと述べた。
アブドラ・アル・アリミ氏は、今月初めにアブドラッボ・マンスール・ハーディ大統領が退任した後、8人からなる指導評議会のメンバーに選ばれてから初めてのインタビューで、「我々の最初の選択肢は平和だが、戦争の準備もできている」と述べた。
アル・アリミ氏はリヤドで、「連合軍の支援により、評議会は決定的な軍事的勝利を収めることができる立場にあると信じている」と述べた。
ハーディ大統領は4月7日、反フーシ派の全派閥を集めたリヤドでの会議の最後に、評議会への政権移譲を発表した。
この進展は、2カ月間(期間は更新され得る)の停戦の開始後に起こった。
「イエメンの悲惨な状況によって、平和を追求して個人的・党派的な利益を捨てたいと人々が願うことを望んでいる」と、ハーディ政権の元参謀長であるアル・アリミ氏は述べた。
同氏は、評議会の指導者たちは今後数日間、国連イエメン担当特使のハンス・グルンドバーグ氏と会談する予定であると述べた。
アル・アリミ氏によると、新評議会は、フーシ派が協議に参加するまでの期間をまだ決めていない。
国際危機グループのイエメン人上級アナリストであるピーター・ソールズベリー氏は、和平の推進がうまくいかなかった場合、新たに反フーシ派として結束した勢力は、民兵に対して「共同多面作戦」を展開できる立場にある、と指摘。
「彼ら(指導評議会)は、より積極的に和平を追求する可能性も、より積極的に戦争を追求する可能性もある。どちらも少しずつ、という結果になる可能性が最も高い」と述べた。
AFP