
ベイルート:レバノン内閣が3年間の財政破綻から脱却するため金融再生計画を可決したと、政府筋2人が2022にロイターに伝えた。
5月15日に行われた国民議会選挙で次期首相が指名され、閣僚らは議決権を失う数時間前の最終閣議でこの措置に同意した。
この金融再生計画には、銀行部門の再編計画や銀行秘密法の改革など、IMFによる救済の前提条件となる措置がいくつか含まれている。
レバノンは4月にIMFと予備的な合意に達し、IMFは完全合意に至る前に実施すべき先行措置を多数挙げている。
金曜日の決議についてコメントを求めたが、ABLの広報担当者はすぐには回答が得られなかった。
レバノンの銀行は数十年にわたり政府の主要な借入先となっており、2019年には財政破綻に傾いた浪費と腐敗に満ちた国家の資金調達を支援してきた。
この経済崩壊により、現地通貨の価値が90%以上下落したため、預金者は預金を締め出されることとなった。
ロイター