
ロシアは、トルコがシリアで軍事行動を起こす可能性について、同国の状況をエスカレートさせ不安定にする可能性があるため、賢明でないと考えていると述べた。RIA通信が水曜日、ロシアのシリア特使アレクサンダー・ラヴレンチエフ氏の発言を引用して伝えた。
タス通信によると、ラヴレンチエフ氏はまた、モスクワはもはやジュネーブをシリアとの会談に適した場所とは考えていないとも述べた。
ロシア特使は、トルコ、イラン、シリア政府および反体制勢力との会談のため、水曜日にカザフスタンの首都ヌルスルタンに滞在していた。
トルコ政府は、2019年のトルコ軍によるシリア侵攻後、クルド人主体のグループ「クルド人民防衛隊(YGP)」を国境から30キロ地点まで引き上げるという約束を米国とロシアが破ったため、YPG支配地域からの攻撃が増加、そのためシリアで行動しなければならないとしている。
ロイター