
エルサレム:イスラエルのナフタリ・ベネット首相とヤイール・ラピード外相は、議会を解散し、新たな選挙を実施することで合意し、その間にラピード氏が首相に就任すると、地元メディアの報道を受け、当局者が明らかにした。
来週、国会で投票が行われ、その後、ラピード氏が首相の座に就くことになる、と同関係者は述べた。ラピード氏とベネット氏は、午後8時(日本時間18時)に声明を発表する予定である。
両者は2021年6月、2年間の政治的行き詰まりを経て、予想外の連立を組み、ベンヤミン・ネタニヤフ前首相の歴代最長の統治に終止符を打った。
右派、リベラル派、そしてイスラムのアラブ系政党による政権は、当初から脆弱なものであった。
議会で過半数割れし、イスラエル・パレスチナ紛争や国家・宗教問題などの主要政策で意見が分かれたため、一部の議員が連立を断念し、8派閥連合は分裂し始めたのである。
こうして同政府の議会における過半数はすぐに失われた。
ロイター通信