• 銀行協会はレバノンの現在の経済危機の責任を逃れようとしていると、評論家が指摘
• 財務大臣、給与振込手続きの迅速化を各省庁に要請

ナジャ・フーサリ

ベイルート：レバノンの銀行協会であるABLは金曜日、銀行業界に対する「ポピュリズム的で有害な態度」の積み重ねに対し、月曜日から銀行がストライキを行うことを声明で発表した。

声明によると、約49行がストライキを計画しているという。

ABLは、銀行業界に対する最近の扱い、とりわけ今週のクレディバンクのタレク・カリフェ会長の逮捕に対して行動を起こしている。

カリフェ氏は、レバノン山の検察庁に刑事告訴された後、家族とともにベイルートのラフィク・ハリーリ国際空港に到着した際に拘束された。

カリフェ氏は現在保釈中だが、ABLは「銀行が自腹を切ってまで柔軟に対処しようとしてきたこうした異常事態は、もはや許容できないレベルに達している」と強調した。

経済専門家は今回のストライキが、金融市場と、並行市場のドル相場を圧迫すると予想している。

経済専門家によると、今回のストライキで銀行はレバノン銀行の通達に従ってドルを市場に供給するのをやめ、人々はドルを並行市場で購入するようになる可能性があるという。

ABLは、銀行が「もはや自費と経済を犠牲にして有害でポピュリズム的な状況に耐えることができなくなり、真の回復に向かうために現在の状況に真剣かつ責任を持って対処するよう、すべての人に呼びかける一般警告を出さざるを得ないと判断した」と述べた。

ABLは、訴訟を調査している人々が基本的な銀行法や会計法を知らないと非難し、一部の委員が法律とその規定を尊重しないことに驚いたと付け加えた。「まるで法律の施行が義務ではなく任意になったかのようです」

そして、「さらに驚くべきことは、これらの当局が個人の自由と尊厳を踏みにじって、中傷し、地方銀行とコルレス銀行の関係を危うくし、銀行だけでなく預金者にも甚大な被害を与えていることです」と付け加えた。

評論家は、ABLの措置が銀行部門に悪影響を及ぼし、日々悪化する金融危機に苦しむ国の生活に不可欠な業界にも影響を及ぼすだろうと指摘している。

公共機関の職員は、給与と手当の調整を要求する無期限ストライキのため、先月の給与を受け取っていない。

しかしユセフ・カリル財務大臣は、「遅くとも10日以内に」給与が支払われるだろうと述べた。

彼はこれ以上の遅延を避けるために、手続きを迅速化するよう、各省庁に強く求めた。

レバノンの経済破綻を招いた銀行の政策に反対する人々は、レバノンの銀行が国の状況に対する責任を逃れようとしており、代わりに金融危機を国のせいにしていると考えている。

評論家は、いくつかの銀行のパートナーが政治家自身であることに注目している。

経済専門家のバセム・アジャカ氏はアラブニュースに対し、ABLの措置は「レバノンの政治階級へのメッセージであって、司法や国民へのメッセージではない」と述べた。

ABLは声明のなかでこれらの政治家を直接非難していると、彼は述べた。

この声明は、憲法に基づく政策を策定し実施する政府への警告であると、アジャカ氏は付け加えた。